こどもの病気情報

外耳炎

外耳道は、耳の穴から鼓膜までの長さ約3.5cmの筒で、換気が悪くなりやすく常に湿りやすい構造です。湿った所には、バイ菌やカビが繁殖しやすく通常の皮膚より炎症を起こしやすいと言えます。
耳あか(耳垢)が溜まった状態ならば、その傾向は一層強いのです。
また、クッションとなる皮下脂肪が少なく、耳そうじをすると皮膚に傷がつきやすい構造でもあります。硬い耳かきよりも毎日柔かい綿棒で耳そうじすることをお勧めします。

中耳炎

中耳炎の種類はたくさんありますが、鼓膜の奥に水が溜まったり(滲出性中耳炎)、ウミが溜まったり(急性化膿性中耳炎)、繰り返し炎症を起こすと鼓膜に穴が開いたり(慢性穿孔性中耳炎)します。
中耳炎の多くは、耳管機能の低下(前述の耳管機能不全症)に起因しますが、治療は処置・投薬などによる消炎治療です。
しかし、その中には手術治療を要する場合があります。