口や喉の病気情報
胃食道逆流症
胃で作られた胃酸は、普通 食道に逆流をしないように食道の末端が締まっています。これが緩んでくると、夜間などに胃酸は食道や喉に逆流して様々な症状(声がれ、せき、のどのイガイガ感)をおこします。ストレスなく、暴飲・暴食を避け、胃酸を抑える薬の内服をお奨めします。
慢性咽喉頭炎・咽喉頭異常感症
口の中の唾液(だえき)の分泌は、年を重ねるごとに少なくなるのは、ご存じでしょうか?乾燥した鼓膜は常にごく軽い炎症を起こしやすく(慢性咽喉頭炎)、それは”喉の違和感”という症状を起こします。これを”咽喉頭異常感症”と言います。味覚異常などの症状を併発することもあります。口の中の保湿・保清が大切です。
急性扁桃炎
扁桃いう組織は免疫(異物への防御反応)に関係していると言われていて、腫れていると口蓋垂(こうがいすい:いわゆる“のどちんこ”)の両側に見えます。その表面からバイ菌などが入り込むと白血球がそれらと闘います。その闘いの果てに死んでいった白血球の集まったものが膿(うみ)です。
スポンジのような扁桃の中で、バイ菌と白血球の壮絶な死闘は火花を散らし、炎症となります。その結果、痛みや発熱があらわれるのです。粘膜表面の炎症に比べて、症状は高度になりがちと言えます。
体の一部が腫れるということは、大きく分けて二つ考えられます。腫瘍か炎症による腫れです。炎症の場合は、腫れたり治ったりを繰り返す特徴がありますが、腫瘍の場合は腫れて大きくなる一方で小さくなることは基本的にありません。医師の診察を受け、CTなどの画像検査や血液検査などで鑑別する必要があると言えます。