近年まれにみるスギ花粉の大飛散!

例年2月中旬に「スギ花粉飛散量の最終予測」が、日本気象協会・環境省・民間気象予報会社(Weather News社を頻用していますが)から発表されます。
今年の豊岡市周辺の花粉飛散予測は各施設足並みをそろえて、「昨年よりも多く飛散するが、過去10年の平均飛散数よりも少ない」とのことでした。

当院でもWeather News社より「Pollen Robo」をお借りして過去7年花粉を計測しており、今年も1/24より計測を開始しました。
2月中旬に3日程度、花粉を計測しており「2/12以降雪が少ないからか、今年は飛び始めが早いなぁ」と思っていました。
ところが、3/4に大飛散が来てから花粉が大量飛散を続けており、私の記憶の範囲では過去7年で最もスギ花粉が飛んだ年となりそうです。
より信頼性のあるデーターを公表されている、「兵庫県立健康生活科学研究所」のデーターでも、瀬戸内海側の各都市よりも豊岡が群を抜いて飛散数が多いです。
私の記憶では、今年のような「北多南少」パターンの年は初めてです。
豊岡の飛散量が多い理由として、
①平年よりも早くから南風が吹く日が多く、中国山地のスギ花粉が北へ飛んできた
②その南風のおかげで気温も高い
などが考えられますが、真相やいかに。